トランプとBrexitに見る時代の流れ

「Make America Great Again(アメリカをもう一度偉大な国にする)」のスローガンで、トランプが本当に大統領選に勝利しましたね。

普通に考えたらトランプに投票することに理解ができないですが、投票した人たちは「変化」を求めているとのことで、納得です。
ヒラリーが大統領になっても大きな変化がないでしょうから。
今年はBrexit(イギリスのEU離脱)があり、こんなとんでもないことが起こるのか!?と思っていたら、今回のトランプ。

世の中、いったい何が起こっているのでしょう?

フィリピンのトランプと言われるドゥテルテ大統領誕生もこの流れの一つ。
Brexit後のロンドンやアイルランド独立の動きや、トランプ当選後のカリフォルニア州独立の動きも同じ流れ。
共通するのはこの3点でしょうか。

  • 現状への怒りがエネルギーになっている。
  • 常識・安定が否定され、非常識・不安定が支持を得ている。
  • グローバリゼーションからローカリゼーションへ向かっている。

怒りがエネルギーになっているというのは残念ですが、改めて怒りのエネルギーというのは強いんだなと実感しましたね。

グローバリゼーションは経済活動などが多国籍に広がり、全体の利益のために活動する動き。ローカリゼーションは米国やイギリスという国家の利益を優先して活動する動きです。これまでグローバリゼーションが進む流れでしたから、ユーロの政策のせいでイギリスに移民が増えてしまっているとか、米国でも移民が仕事を奪っているなどの不満があるわけです。こういう人たちがローカリゼーション、つまりBrexitやトランプに投票しました。

Brexitとトランプに共通するのは、国民が2つに割れたという点です。

どちらかの意見が圧倒的多数というわけではなく、国民が2つの考え方に割れました。
そして、どちらも国家や地域自治体レベルでは「ローカリゼーション」の流れが勝ちましたが、だからと言ってグローバリゼーションが止まるわけではありません。企業や団体、個人レベルでグローバリゼーションはどんどん進んでいて、いまさら引き返せる状態ではないと思います。
つまり、しばらくは
・国家レベルではローカリゼーション
・企業や団体、個人レベルではグローバリゼーション
という状態になっていくように思います。

こんなことを考えていたら、アメリカのCIAが発行した「GLOBAL TREND 2030」というレポートを思い出しました。
このレポートは、アメリカの情報機関であるCIAが分析した2030年の未来です。
このレポートでは、2030年の未来の可能性として4つのシナリオがあるとのことでした。

  • シナリオ1:欧米没落型
  • シナリオ2:米中強調型
  • シナリオ3:格差支配型
  • シナリオ4:非政府主導型

今年の流れを見ていて、なんとなくシナリオ4の方向、つまり非政府主導型に向かう流れになっているように思います。
(または、そうなったらいいなという希望的な思いもこめて)

シナリオ4:非政府主導型というのは、政府以外の機関や人々が世界のリード役になるという未来です。つまり、今年の流れのように各国の政府はローカルのことに集中し始める一方で、全世界をまとめるのは政府以外の機関や人々になるというシナリオです。
例えば、非政府団体(NGO)、大学などの教育機関、裕福な個人などです。国家という枠組みを超えてグローバルな世論が形成され、環境問題、貧困、腐敗撲滅といった課題に、世界中の人々が一丸となって取り組みます。

非政府といえば、昨年12月のCDP21(パリで開催された地球温暖化対策の全世界的な会議)にこのシナリオを象徴する出来事がありました。
200カ国以上の政府首脳が参加していたのですが、それに加えてNGOや個人が影響力を持って参加していたのです。
中でも、ビルゲイツやアルゴアなど、スーパーリッチをとりまとめて環境問題に大きな資金を投じるリーダーたちが影響力を持って参加していました。

日本での変化

全世界的な流れの話はこれくらいにして、日本の話をしましょう。日本でもいろんな変化があると思います。ざっと考えるとこんな感じでしょうか。

  • 防衛の変化
  • 商取引の変化
  • 税金が増える
  • 為替が変動する

これらの変化は、全世界の流れと同様に、常識・安定が否定されて非常識・不安定が生まれる流れになるでしょう。
トランプが舵を取る米国に振り回されて日本の状況がどんどん変わっていくとき、常識や慣行が通用しなくなり、今まで当たり前と思っていたことが変化していくでしょう。
そうなったとき、振り回されたり不安になったりすることなく、チャンスだと思って変化を先読みして進みたいものです。

チャンスをつかむにはどうすべきか?

  • 常識や慣行にとらわれずに新しいことに取り組む
  • 不確定な未来にも自信を持って進める精神を持つ
  • みんなに合わせるのではなく、自分らしい生き方に誇りを持つ

という意識が大切になってくるように思います。精神的なタフさが求められる時代になっていきそうです。
ということで、みなさん、自分の個性を磨いて、常識や執着、古い思考パターンをどんどん手放し、チャンスをつかみましょう!

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コメント

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  • コメント (2)

    • Akari
    • 2016年 11月 14日

    凄くいいブログでした。私も今年沢山の変化がありました。振り返ると私は望んでいたんだなと思いました。

      • Hiro
      • 2016年 12月 03日

      Akariさん、コメントありがとうございます!Akariさんも沢山の変化があったのですね。Akariさんにさらに素晴らしい変化が訪れることをお祈りしています。
      Hiro

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