英のEU離脱と集合意識

昨日、イギリスの人たちが国民投票でEUからの離脱を決めるという、歴史的な出来事が起こりました。

円高になって経済が混乱すると言われても、いまいちピンときてない人も多いと思いますので、身近にどんな影響があるか考えてみました。また、私は集合意識的に何か大きな変化の流れがあるように感じたため、そういう視点でも考察してみます。

 

*どんな影響があるの?

まず、円高になりますね。昨日は一時的に1ドル100円を割るまで円高になりました。
円高になるということは、身近な話でいうとどんな影響があるのでしょうか?

  • 海外講師が日本でセミナーをするときの受講料が下がります。
    例えば、私は毎年のように海外講師のセミナーを主催していますが、過去数年は1ドル120円で計算して日本での受講料を決めてました。1ドル100円や90円になると、受講料が下がります。比較するとよくわかります。
    例えば受講料が1000ドルのセミナーだと、
    1ドル120円の場合、120,000円
    1ドル100円の場合、100,000円
    1ドル90円の場合、90,000円
  • 同様に、海外のショッピングサイトで何かを購入する場合、その金額も円に換算すると下がります。
  • 逆に、海外向けに何かを販売したり商売している場合、その売り上げである外国通貨を円にするため、売り上げが減ります。海外向けのビジネスが多い会社は業績が下がります。そういう会社はとても多いですから、日本全体の経済も弱ってきます。すると、給料が上がらなくなり、仕事も減り、消費者がお金を使わなくなってくるので、経済が下降します。
  • 私のようなヒーリングやコーチングを仕事にしている人たちの場合、消費者がお金を使わなくなるとセッションやセミナーの申込みが減って売り上げが減る可能性があります。しかし、この状況でストレスを感じている人たちをサポートするように視点を切り替えてマーケティングすれば、逆に大きなチャンスにもなり得ます。

 

*なぜEU離脱になったの?

今回のイギリスの国民投票は「EUに残る」「EUから離脱」の2択でした。
投票結果とそれぞれの主張を調べると、興味深いことに都市部の若者 と地域の年長者」で意見が分かれていました。

  • 地域的にはロンドン・スコットランド・北アイルランドが「EUに残る」、他が「EUから離脱」という結果。つまり、都市部と地域で意見が対立しています
  • 年齢的には、若者が「EUに残る」、年長者が「EUから離脱」。
    (参考)地域別の投票結果(BBC)
  • 「EUに残る」を支持する人達は多様性や変化、グローバリゼーションを指向
  • 「EUから離脱」を支持する人達は国境・国家の枠組みを守り、反移民というスタンス

要は、都市部の若者たちは様々な国とつながって多様な社会を作ることを指向し、地域の年長者たちはそれを拒絶しており、この2つのグループで意見が分かれたのです。

 

*新しい社会と古い社会のどちらを選ぶか

今回の投票結果は何を意味しているのでしょう?
誤解を恐れず言えば、新しい社会と古い社会のどちらを選ぶか、という2択だったと思います。

そして、今回は「古い社会」派が多勢となりました。
しかし、これで終わりではありません。これからさらに変化が起きそうです。

  • 今回の結果を受けて、EUに残りたいスコットランドがイギリスから独立しようとする声があります。北アイルランドも同様です。それぞれ再度国民投票をして、イギリスから離脱してEUに残る選択をするかもしれません。そうすると、イギリスを含めた「英連合王国」が崩壊する可能性があります。
    (参考)「スコットランド、EU残留のため英から独立へ=首相示唆
  • さらに、ロンドン市民がイギリスからの独立を求めて署名活動を始めました。
    (参考)「ロンドン独立求め数万人が署名、英国のEU離脱で
  • アメリカの大統領選挙でも同様のことが起こっているように見えます。というのは、トランプは「アメリカを守る」「メキシコとの間に壁を作る」「移民入国停止」など、イギリスの「EUから離脱」派と主張の方向性が近いです。昨日は「EUから独立し、彼らの政治や国境、経済を取り戻した」とイギリスのEU離脱を称賛していました。
    (参考)「トランプ氏「同じことが米国でも」 英のEU離脱めぐり
    (朝日新聞)
  • 「古い社会」派は現在の政治の枠組みをひっくり返す勢いがあります。イギリス政府内では「EU残留」を支持する人が多数でしたが、国民投票でひっくり返されました。アメリカの大統領候補のトランプも、政治の既定路線をひっくり返してしまうような言動が目立ちます。

 

これから世界中で「新しい社会と古い社会」のどちらかを選択をする流れが出てくるのでしょうか?そうだとしたら、現時点では「古い社会」派の方が多勢で、それは既成の政治を変革してしまう勢いがありますから、これからの数年、世界的に大きな変革が起こる可能性があります。

イギリスのEU離脱は、その変革が始まったばかりなのかもしれません。。

 

*集合意識に起こっていること

イギリスの国民投票における「新しい社会と古い社会」という選択は、
社会がグローバルに統合されるかどうかという意味ですから、
別の言葉で言えば、「社会が1つになるか、バラバラになるか」とも言えます。

今回の投票でどんな感情が活躍しているのでしょうか?多数となった「EU離脱」派の意見を聞くと、その原動力には怒りがあることがわかります。

  • 既成政治への怒り
  • 都市部と地域の格差への怒り
  • 移民への怒り

この怒りが原動力となり、EUから離脱するという「拒絶」の反応になりました。
過去の長い歴史の中で蓄積した怒りがとうとう表面化したのでしょう。
ということは、いよいよそれを解消するタイミングが来たとも言えます。

この怒りを癒すことで、「社会が1つになる」という究極のゴールに向かっていけるのでしょう。

怒りを鎮めるのは許しであり、無条件の愛です。この先、何らかの出来事や方法で社会全体として許しと無条件の愛を学び、怒りが癒されることを期待したいと思います。

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